Cさん(原告)が、火災により受けた損害について火災保険金の支払いを求めたものです。本件火災について、Cさんが関与したか否かが争点となりました(失火ではなく放火による出火であると認定されています)。 | |
放火にCさんが関与したか否かが争点となりました。放火にCさんが関与したことに関する立証責任は保険会社側にあり、Cさんは自身が関与したか否か分からないという心証を裁判官に生じさせれば足ります。 | |
Cさんが経済的に苦しいことや、Cさんの供述に変遷があることを認定しつつ、鍵を持っていなくても建物に侵入できたこと、自動火災報知機の非常電源コネクタが外れていたことについて、Cさん以外の者の関与もあり得ること等から、放火にCさんが関与していないと結論付けました。 |
本件は、放火への動機がある事案でしたが、間接事実の一つひとつに反論・反証を重ねていくことの重要性を教えてくれる事案です。 |